11月7日(日)
夕、アッパーの打ち過ぎで激烈に痛む右脇腹を抱えながら、新宿は花園神社にて開催された酉の市へ。酉の市は11月の酉の日に開催される催しで、Wikipedia先生によると今年は7日が一の酉、19日が二の酉にあたっているとかなんとか。福をかき込む(という)縁起熊手を売る露天が立ち並ぶ中、とりあえずそれらをスルーしてお目当ての見世物小屋に行って参りました次第であります。ネットで即席にかき集めた情報によれば、興行を仕切っているのは大寅興行社。現在では競合?も店仕舞いしてしまい、日本に唯一残っている見世物小屋なんだそうな。実際、ある意味では名物のひとつである、口上と呼ばれる呼び込みの声でも「数年後にはもう見られないですよ!」と何とも悲哀ただよう文言を繰り返しており、寂しい気持ちにさせられると同時にテレビ通販の「残りわずか!」みたいな希少感も盛り上げてくれます。営業スタイルはいわゆる山手線方式で、テキトーに入場して次々に出てくる演目を見て、一巡したらテキトーに退場してハイ、オシマイ。出口で僅々800円支払って終了です。蛇女や火吹き人間、双頭の動物などなど江戸川乱歩ワールド満載の見世物を次々に披露してくれるので、興味ある方は19日の二の酉に800円握りしめて駆けつけるといいと思います。「蛇を食べたかったから」という常人の理解の及ばない動機で入団した可愛い小雪ちゃんも見られます。
異界への入り口。ウェルカムな雰囲気が異界マニアの心を鷲掴み。
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