4月12日(金)
所用で錦糸町から押上まで歩いたらスカイツリーのお膝元に出たので一応パシャリ。
ぜんぜん関係ないけど電王戦がいよいよ今週の土曜日で終わり。
先週の第4局、塚田九段vsプエラα(旧ボンクラーズ)は相入玉の末、お互い成り駒を作りあう展開となり、231手で持将棋成立。コンピュータは入玉形に弱いと言われているのは割と広く知られているところで、コンピュータ将棋の解説書「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」(技術評論社)なんかを読むとその辺が詳細に書かれていて興味深い。コンピュータは駒得重視志向が強いので、大駒や金銀を囮にして入玉を可能にする指し方が戦略的に優れているとか。飛車角を犠牲にしてでも入玉さえ確定させてしまえばかなりの差があっても逆転は可能らしい。そういえば、第4局もプエラαが最終盤、金銀を取るためにわざわざ持ち駒の桂馬や角を投資したり、と金を無駄に製造したりと、点数勝負ではあまり意味のない手を連発していた。おそらく塚田九段はその辺の傾向も事前研究で把握済みだったんじゃないかなあと思いました。まる。
ともあれこれで負け越しは確定せず、人類側からみて1勝2敗1分けとなり決着は大一番の最終局に持ち越し。電王戦はここまで全局超名局揃いで、興行的には大成功だったのではないでしょうか。
最終局に登場するのは、人類側は世界に10人しかいないA級棋士のひとり、三浦八段と、コンピュータ側が東大のゲームプラグラミングセミナー(GPS)が開発したモンスターマシン、GPS将棋。GPS将棋は東大のコンピュータ約670台を並列化して大規模クラスタを構成しているのが特徴で、クラスタ化により演算処理能力が大幅に向上し1秒間に約2億8千万手読むとかなんとか。670台とかなに考えてんだ……
とにかくあと1局で5週間続いた電王戦も終了ということで、最終局は冠婚葬祭以外の用事はすべて断ってモニターの前に12時間座り続けて結末を見守ろうと思います。
それはそうと、最終局のPVは激烈にカッコイイ出来栄えですね。PRIDEとかで煽りPVを作ってた人(その筋では有名らしい)が作ったものだそうな。いい感じに煽っていて見る側のテンションを上げてくれる。こちらも必見。
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